
たいていの企業は、取引先と取引をおこなう場合に、基本契約書と注文書・注文請書を使って受発注をおこなっていると思います。
また、いくら契約書に対する意識が薄い企業であっても、注文書だけは使っているはずです。
さすがに、ビジネスでの取引で口頭や電話だけのやり取りでは、不安に思うという心理もあるのでしょう。
ただ、注文書すら使用していないのであれば、すぐにでも改善するべきです。
通常、注文書には、品名、数量、納期、支払期日など、個別の注文ごとに異なる条件が記載されています。
これらの条件も、立派な契約条件です。
このような契約条件が記載されている文書が契約書であるというのであれば、1枚の注文書であっても、立派な契約書として扱われます。
ただ、だからといって、注文書に、本来の契約書(複数枚で内容が充実しているもの)が備えているべき様々な機能を備わっているかどうかは、別問題です。
たいていの注文書は、片面に印刷されているだけで、しかも、必要最低限のことしか書かれていません。
注文書は、本来は、基本契約書とセットで使われるものです。
基本契約書に1枚程度の注文書には記載しきれない条項を記載することによって、個々の注文書を補完するわけです。
このため、しっかりとした基本契約さえ締結していれば、注文書が1枚程度であっても、特に問題とはなりません。